短歌
存在感がうすいサングラスかけた僕はどおりでどこにも居場所がない
1990年のSongs For Drella
ジャケのこの日本語が醸し出すアングラ感。いかにもテープで録音されましたよ、というようなヨレヨレの音。だけどその分臨場感がある。恩師アンディ・ウォーホルの死を悼むために25年ぶりに再会した2人。でもそこに馴れ合いとか昔を懐かしむ気持ちはないように思える。楽器はピアノとギターだけ。そこに2人が交互にボーカルを取っていく。MCはなし。これだけ激しく弾けるのか、というルーのギターに対してあくまで冷静なジョンのピアノ。生々しく張り詰めた緊張感が25年という時を超えて伝わってくる。
好きなロックバンド その1
今日は6月9日、つまりロックの日！というわけで自分が好きなロックバンド、ロックミュージシャンを紹介。ABC順で。
1.The Beatles
超ド定番だからといって侮るなかれ。彼らの音楽は今のポップスのすべての始まりなのだ。かくいう僕もビートルズから洋楽を聴き始めたという伝統的なクチです。Revolverあたりは同年代のほかのバンドと比較にならないほど多彩でレベルが高い。Taxmanのベースとか60年代にだせる音ではない。1番好きな曲はI've Got a Feeling。アルバムではホワイトアルバムが1番。ジョン派です。でもきっちりポール来日公演には行った。
2.Drowners
一気に時代は下って今年デビューしたNY出身の4ピースバンド。
あとで出てくるルー・リードの影響で僕はNY出身のバンドと聞くだけで飛びついてしまう。いろいろ聴いたけど1番良かったのがこのバンド。
モデルのMatthew Hittを中心に2012年に結成。バンド名はSuedeのデビューシングルから(たぶん)。
なんといっても曲が短い。セルフ・タイトルのデビューアルバムの時間はなんと28分。その短い時間でストレート&シンプルなロックを聞かせてくれる。ギターサウンドはThe Smith直系。突っ走る感じが最高にいい。来日してほしい。
M先生に捧げる歌
自分のかつての数学の先生で今は鬱病で休職中のM先生。この頃、彼のFacebookの投稿があまりにも暗い。普段の投稿もそんなに明るい内容じゃないのだが、鬱病の発作が出たときはさらにその傾向に拍車がかかる。薬を何錠飲んだとか薬の致死量がどうとかという内容。おそらくヤク中の一歩手前なんだろう。というわけでヤク中の歌をいくつか。
I wish that I was born a thousand years ago
I wish that I'd sail the darkened seas
On a great big clipper ship
Going from this land here to that
In a sailor's suit and cap
Away from the big city
Where a man can not be free
Of all of the evils of this town
And of himself, and those around
Oh, and I guess that I just don't know
1000年前に産まれたんだったらよかったのに
暗い海を航海できたらよかったのに
どでかい快速帆船に乗るんだ
この場所から出発するんだ
水兵服と帽子を被ってさ
このでかい街から逃げ出すのさ
自由の無いこの場所から
悪意に満ちたこの街のすべてから
それで本当のとこ、おれは多分なんにもわかっちゃいないんだ
それで本当のとこ、おれは多分なんにもわかっちゃいないんだThe Velvet Underground - Heroin
If only I had a little
If only I had some change
If only, if only, only
How do you think it feelsAnd when do you think it stops ?
せめて、ぼくに少しでもあれば
ぼくにせめて何かの変化があったとしたら
せめて、せめても、しかないんだ
きみはそれがどんな感じだと思う？それと、これって、いつになったら収まると思うかい？
Lou Reed - How Do You Think It Feels
http://m.youtube.com/watch?v=BTvd01IfQVs&autoplay=1
宿題(森見登美彦風)
御機嫌よう、諸君。諸君は奴らを覚えているだろうか。そう、GW宿題連合軍だ。GW宿題連合軍はあの手この手で私を苦しめ、戦いは熾烈極まる延長戦に突入した。
「もうそろそろ観念して寝たらどうだ。」
最後に残った敵の首領、数Ⅰの問題集が言う。私は疲れ果て、問題を解くのを中断していた。
「明日学校に行ってからでも遅くない。さあ、早く観念しろ。」
確かに彼の言うことは一理ある。学校に行けば同じような奴もいるだろうし、そいつらと連合して再び戦いを挑むことだって可能だろう。事実、今までそうしてきた。だがそれではなんの進歩もない。今や私も高校生だ。中学生のときと同じぬるま湯に浸かる気など断じてない。それに3年後には大学受験という人生最大の関門が屹立している。もはや友と馴れ合いや傷の舐め合いをしている場合で無いのは火を見るよりも明らかである。今日の友は明日の敵。薔薇色のキャンパスライフを掴むためには友を蹴落とすことも厭わないと誓ったはずではないか。(続くかもしれない)
John Mayer@大阪城ホール 2014.4.30
どうも。今更ながらジョン・メイヤーの感想を。
素晴らしいライブでした。ギター弾きまくり、歌いまくり。喉の不調は何処へやら。特にSlow Dancing In A Burning RoomとI Don't Trust Myselfでのギターソロはヤバかった。ミドルテンポでとにかく弾きまくる。次から次へと音が飛び込んでくるのは気持ちいい。自分が今までに行ったライブでいちばんのソロと言っても過言ではない。おそるべしジョン・メイヤー。
東京1日目で演ったというVan MorrisonのAnd It Stoned Meが聴ければ文句なしだったけどね。
とにかくいいライブでした。再来日希望。
